


発売:2013年08月12日
品番:TDR-013
マスタリング:ボブ・ウェストン (Chicago Mastering Service)
アイルランドバンドとして人気の高い、BoxesのGavin Cowley(ボーカル、ギター)、JackbeastのJ Bassetti、(コントラバス、ボーカル)そしてHoly Ghost FathersからPhil Murray(ドラム・ボーカル)。この3人で2010年に結成された、ロックンロールの初心に返るスリーピースバンドGlimmermen。熱いギグで瞬く間に人気を集めていった彼らは名を広め、デビューアルバム “Satellite People”を昨年リリース。Television、Pop Group、そしてMission of Burmaらと引けを取らぬ話題を世間に呼んだ。
ハリケーン・サンディが東海岸へ接近中に、ベルティモアにあるMagpie Cageスタジオに籠り、元JawboxのJロビンスと3人はデビューアルバムの制作に取り掛かる。エフェクトや装飾を一切使わずに、2インチテープにいかに生バンドの臨場感を納めるか。 スタジオに音楽の息を吹き込み、結果は正真正銘、人生の音楽コレクションに無くてならない一枚となった。
ロック感の強いPhil Murrayの独創的なドラムとJ Bassettiの進化し続けるコントラバスで人生、愛、悲嘆、パラノイア、そして希望をテーマにした“I’m Dead”は、パワフルなGavin Cowleyのギターワークと特徴的なボーカルで最大限にエフェクトを活かすスパースなアレンジになっている。
スカの音楽性を取りこんだ盛り上がるナンバー、”I’m Dead”で始まり、それに続き威嚇的な語る歌詞のポスト-ロックブルース、“Angels & Devils”から、哀愁漂うポップス “This Town”、そしてフィナーレには”Home”で締めくくる。始まりから終わりまでロックの旅へ連れて行ってくれること間違いなしだ。I’m Deadと共にGlimmermenはバンドとして生まれ、現在もなお飛躍し続けている。
「これはまさに探し求めていたアルバムそのもの。飾っていない、正真正銘の狂いのないスリーピースバンドの表現が溢れている。いつも強く絡み合い三本はひとつの固い綱になる。心に響くサウンドだ。リスペクト。」
– マイク・ワット (Minutemen, fIREHOSE, Iggy & The Stooges)
「タイト、変拍子、キメ、アナログ録音。どれも個人的に大好物なワードだ。そのワードを辿っていくと系譜の源流の方に鎮座しているのがアルビニとJ.ロビンスであり、さらに上流には80年代パンクという激流が流れているのである。そのあたりからこの世界に入った俺としては、ただの彼らのいちファンである。Glimmermen。レーベルメイトとしてはまだ会って話したことはないけど、きっとすぐ仲良くなれる。なぜならそんなシンパシーをびしばし感じるからだ。アルバムはバンドとJのマッチングからか、これぞ、という音で録れている。極端に無駄を省いたタイトな楽曲や、タイトだけで終わらないホーンセクションなどのアレンジも見事だ。そしてその楽曲に乗るアイルランドの国民性を感じるようなどこか牧歌的なメロディーが中毒性のあるオリジナリティを醸し出している。さらにvinylバージョンはボブウェストンにマスタリングされているというから、もう参りました、というしかないのである。」
– 武田信幸 (LITE)
収録曲:
1. I'm Dead
2. Last Song
3. Ex = Out
4. Angels and Devils
5. There Was A Boy
6. This Town
7. Believe Me
8. Peace At Last
9. Home
"This Town" PV:
https://www.youtube.com/watch?v=dE2tR_iJcrY
"There Was A Boy" PV:
https://vimeo.com/91261427
Bandcamp:
https://glimmermen.bandcamp.com/album/im-dead